来来亭は本当にまずいのか?不評の理由と評判の真相をプロが徹底検証
黄色い看板と威勢の良い接客で知られ、全国に約250店舗を展開する巨大ラーメンチェーン「来来亭」。熱狂的な固定ファンに支えられ、昼夜を問わずロードサイドの駐車場を満車にする盛況ぶりを見せる一方で、検索窓に店名を打ち込むと真っ先に「まずい」という不穏な関連キーワードが浮上します。
全国区の知名度を誇る人気チェーンでありながら、なぜここまで極端な悪評やネガティブな検索が後を絶たないのでしょうか。長年ラーメン業界のトレンドを取材してきた筆者が、ネット上に渦巻くリアルな口コミの分析や店舗での実態検証、ライバル店との比較を通じて、賛否両論が巻き起こる決定的な背景と「美味しく食べるための処方箋」を徹底的に解き明かします。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:不評の主因は「塩分カドの立った醤油」「大量の背脂」「デフォの一味唐辛子」による期待値とのギャップにある。
- 要点2:「チャーハンがまずい」という噂の正体は、焦がし醤油特有の黒い見た目と強烈なしょっぱさに対する好悪の激しさ。
- 要点3:来来亭は「こだわり(無料カスタマイズ)」を最適化して初めて真価を発揮するチェーンであり、初心者の注文ミスが事故を招いている。
【噂の真相まとめ】「来来亭はまずい」という声が上がる決定的な理由
「来来亭はまずい」という噂は本当なのか。結論から言えば、この不評の多くは味の絶対的な破綻ではなく、「利用者が想定していた味と実際の味との著しい乖離(ギャップ)」から生じています。
来来亭の看板メニューである「ラーメン」は、京都風醤油ラーメンをルーツに持ちます。透き通った鶏ガラスープをベースにしながらも、表面を覆い尽くす豚の背脂、そしてスープの底に沈む濃口醤油ダレと一味唐辛子が三位一体となった構造です。この基本設計そのものが、一般的な「あっさりした昔ながらの中華そば」をイメージして入店したライト層に強烈な違和感を与えています。
不評を呼ぶ最大のトリガーは、大きく分けて以下の3点に集約されます。
- スープが塩辛い・しょっぱい:関西圏特有の出汁文化とは一線を画し、醤油のカドを際立たせたタレを使用しているため、薄味派には「塩分過多で舌が痺れる」と感じられやすい。
- 背脂が多めでギトギトしている:甘みを加えるための背脂がスープ一面に浮いており、油に耐性のない中高年層や女性客から「胸焼けする」「油を飲んでいるようだ」と敬遠される。
- 事前告知なしの一味唐辛子:標準仕様で粉末の一味唐辛子が投入されており、辛いものが苦手な人や子どもが知らずに口にして「辛くて食べられない」と拒絶反応を起こす。
つまり、事前知識なしに「普通の醤油ラーメン」を求めて暖簾をくぐった利用者が、そのパンチの効いた濃密な味付けに圧倒され、ネット上に「塩辛すぎてまずい」「ギトギトで胃もたれした」という不満を書き込む構造が出来上がっているのです。
【実態検証】利用者の生の声と現場目線で見えたリアルな評判・口コミ
大手グルメサイトやSNS、知恵袋などのコミュニティに投稿された数千件に及ぶユーザーの口コミを精査すると、来来亭の評価は明確に「二極化」しています。平均評価は星5つ中3.0〜3.3前後に落ち着くケースが多いものの、その内訳は「星5(大絶賛)」と「星1(二度と行かない)」に真っ二つに割れる傾向が顕著です。
現場で聞かれるリアルな声とネット上の評価を照合し、利用者の本音をピックアップしました。
ネガティブな口コミ・低評価の典型例
「仕事の合間に初めて立ち寄ったが、スープの塩気が強すぎて喉が渇いて仕方なかった。背脂も想像以上に多く、午後の業務中に胃もたれして後悔した」(40代・営業職男性)
「家族連れで入店。小学生の子どものラーメンにも一味唐辛子が入っていて、辛くて泣いてしまい食べられなかった。メニューに大きく辛味入りと書いておいてほしい」(30代・主婦)
「半チャーハンセットを頼んだが、チャーハンが真っ黒で驚いた。醤油の味が焦げ臭く、脂っこくて完食できなかった」(20代・学生)
ポジティブな口コミ・熱狂的ファンの熱量
「週に一度は無性に食べたくなる麻薬的な味。背脂の甘みと一味のピリッとした刺激が細麺に絡みついて唯一無二。スープを吸った九条ネギが最高のご馳走」(30代・自営業男性)
「カスタマイズで『麺硬め・ネギ多め』にするのが鉄板。卓上の梅干しを途中で挟むと後味がさっぱりして最後まで飽きずに食べられる」(50代・トラックドライバー)
「こってりラーメンの濃厚さは天下一品とも違う豚骨感でクセになる。濃い味付けだからこそ白米との相性が抜群」(20代・会社員)
ネットの反応を分析して浮き彫りになるのは、「疲れているときやガッツリ食べたい層には至高のソウルフード」である反面、「日常的に薄味・健康志向を好む層には劇薬に等しい」という評価のコントラストです。
一般に知られていない盲点とネットの誤解|チャーハン不評の真相
ラーメン本体に加えて、ネット上で「まずい」「味が濃すぎる」と槍玉に挙げられやすいのがサイドメニューの代表格である「チャーハン」です。しかし、ここにも大きな誤解が潜んでいます。
中華料理店で提供される一般的なパラパラとした黄金色の炒飯を想像していると、来来亭のチャーハンが運ばれてきた瞬間に視覚的な衝撃を受けます。同店のチャーハンは、特製醤油ダレを豪快に鍋肌で焦がしながら炒め上げるため、見た目が黒褐色に染まっているのが特徴です。
この「黒チャーハン」は、醤油の香ばしさとラードのコクを限界まで引き出した力強い設計になっており、塩胡椒ベースの上品な炒飯とは思想が根本から異なります。「焦げの風味が強すぎる」「油でしっとりしすぎて重い」と感じる層から不評を買う一方で、「この香ばしい醤油感こそがチャーハンの最高峰」と絶賛する根強い愛好者も存在します。味の失敗ではなく、独自の調理スタイルが好みの分かれ道を生み出しているのが実態です。
【徹底比較】来来亭と魁力屋の違いとは?味・特徴・客層のデータを徹底分析
京都風背脂醤油ラーメンの二大巨頭として常に比較対象となるのが「来来亭」と「魁力屋(かいりきや)」です。どちらも黄色や赤を基調としたロードサイド店舗を展開し、背脂チャッチャ系のスープを提供しているため混同されがちですが、その中身には明確な差別化が存在します。
両者の違いを詳細に比較・可視化したデータが以下の表です。
| 比較項目 | 来来亭(らいらいてい) | 魁力屋(かいりきや) | 業界基準・味覚への影響 |
|---|---|---|---|
| スープの方向性 | 醤油のカドが立ち、キレと塩分が強め。パンチ重視。 | 醤油の甘みが前面に出ており、比較的マイルドで円やか。 | 塩分濃度と甘味料・みりんの配合比による後味の違い。 |
| 一味唐辛子(初期設定) | 標準で投入(抜くには申告が必要)。 | 標準では入っていない(卓上で後入れ可能)。 | 初見のファミリー層・子どもへの受容性に大きく影響。 |
| ネギのシステム | 注文時に「ネギ多め」をオーダー(盛り付け提供)。 | 卓上のネギポットからセルフで入れ放題。 | スープの温度低下や個人の自由度に関わる差別化要因。 |
| 無料サービス品 | 卓上「梅干し」が食べ放題。 | 卓上「たくあん」が食べ放題。 | 濃厚な脂に対するリフレッシュアイテムの個性。 |
| 店舗数・展開規模 | 全国約250店舗(滋賀・関西発祥)。 | 全国約140店舗(京都発祥・東名阪集中)。 | 来来亭の方が地方ロードサイドを含め網羅性が高い。 |
データから明らかなように、魁力屋はファミリー層や幅広い年代が食べやすいよう「甘口でマイルド、唐辛子は後入れ」という安全設計を採用しています。一方の来来亭は、「尖った醤油、強めの背脂、最初からの唐辛子」というアグレッシブな味作りを崩していません。この攻めの姿勢こそが、ハマる人を狂信的なリピーターにする起爆剤であると同時に、「まずい」と拒絶するアンチを生む構造的要因となっています。
【失敗を回避】来来亭のおすすめカスタマイズと美味しく食べる裏技
来来亭を訪れて「塩辛すぎた」「脂っこくて食べられなかった」と後悔する人の大半は、同チェーン最大の特徴である「こだわり注文システム」を活用できていません。来来亭は、タッチパネルや口頭で自分の好みに応じて味をミリ単位で調整できるセミオーダー方式を採用しています。
調整可能な項目は以下の6点です。
- 麺の硬さ:硬め・普通・柔らかめ
- 醤油の濃さ:濃いめ・普通・薄め
- 背脂の量:多め・普通・少なめ・抜き
- 一味唐辛子:有り・抜き
- ネギの量:多め・普通・少なめ・抜き
- チャーシュー:脂身・普通・赤身(脂抜き)
初心者が絶対にやってはいけない地雷カスタム
最も危険なのは、家系ラーメンの感覚で「麺硬め・味濃いめ・脂多め」を初見でオーダーすることです。来来亭の標準スープは元々タレが強いため、「濃いめ」に指定すると醤油の塩分濃度が限界を超え、喉が焼けるような塩辛さになります。さらに「背脂多め」が重なるとスープの表面が真っ白な油膜で覆われ、スープ本来の出汁感が完全に消失します。「来来亭がまずかった」と吐き捨てるユーザーの少なからぬ割合が、この過剰注文による自爆パターンに該当します。
編集部が推奨する「黄金バランス」おすすめカスタム
来来亭の真髄を味わい尽くすための、目的別最適解を紹介します。
- あっさり美味しく食べたい人(万人受けカスタム):
「麺硬め・醤油薄め・背脂少なめ・ネギ多め・一味唐辛子抜き」
醤油のトゲが取れて鶏ガラの滋味深い出汁感が前面に出てきます。ネギの清涼感と少量の背脂が上品に調和し、万人受けする極上の中華そばへ変化します。 - 本来のパンチを最もバランス良く楽しみたい人(王道カスタム):
「麺硬め・醤油普通・背脂普通・ネギ多め・チャーシュー脂身」
青ネギを増量することで、濃厚な背脂とピリ辛の一味唐辛子をネギの爽快さが中和。最後までダレることなく一気に啜り切れる完成形です。 - ガッツリ濃厚派への選択肢「こってりラーメン」:
通常の醤油ラーメンとは異なり、豚骨ベースの白湯スープを合わせた「こってりラーメン」も人気メニューです。天下一品ほどの粘度はないものの、ゼラチン質と背脂が溶け込んだスープは太麺や細麺にしっかり絡みます。「醤油ラーメンだと塩気が尖りすぎている」と感じる人は、角が丸くクリーミーなこってりラーメンの方が圧倒的に満足度が高くなります。
味変の決定打「卓上無料の梅干し」を活用する
来来亭の各座席には、プラスチック容器に入った大粒の「梅干し」が常備されています。これは単なる箸休めではありません。背脂と濃厚醤油で油分に満たされた口内を、梅干しの強いクエン酸が瞬時にリセットしてくれます。麺を食べ終えた後のスープに梅干しの果肉を少し崩して溶かすと、驚くほど爽やかな酸味が加わり、重たさを感じずに後味を締めくくることが可能です。

【専門家分析】味覚マーケティングとフード心理学から見る賛否両論の構造
なぜ来来亭は、万人受けする無難な味付けに改良せず、あえて批判を招きやすい過激な味付けを維持し続けるのでしょうか。フードビジネス論および味覚心理学の観点から分析すると、そこには綿密に計算された生存戦略が見えてきます。
現代の飲食チェーン市場において、最も恐れるべき事態は「不味いと言われること」ではなく「誰の記憶にも残らないこと」です。コンビニエンスストアや一般的なファミレスが目指す「減点のない80点の味」は、誰からも嫌われない代わりに、強烈な来店動機を生み出しにくくなります。
それに対して来来亭が採用しているのは、「特定のターゲットに対して120点の快楽物質(ドーパミン)を放出させる尖鋭化戦略」です。高濃度の塩分、動物性油脂(背脂)、辛味刺激(カプサイシン)、そして炭水化物。これらが融合した瞬間、脳の報酬系は強烈に刺激され、強烈な記憶として刷り込まれます。一度この刺激に脳が適応したユーザーは、「あの味が恋しい」と定期的に店舗へ足を運ぶ熱狂的リピーターへと変貌します。
大衆迎合して塩分や脂を抑えてしまえば、既存の熱狂的なファンを失い、競合との差別化も失われます。「まずい」と批判する層を一定数切り捨てる覚悟があるからこそ、四半世紀以上にわたり激戦区のラーメン業界で生き残り、店舗数を拡大し続けることができているのです。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
現場取材とデータ分析を通じて導き出された、来来亭を選ぶべき人と回避すべき人の明確なチェックリストです。
【おすすめできる人(行くべきユーザー)】
- 肉体労働やスポーツの後などで、しっかりとした塩分とエネルギーを欲している人
- 背脂のコクやニンニク、唐辛子などパンチのあるジャンクな旨味を愛する人
- 細麺を硬めで啜り、白米と一緒にかき込みたい炭水化物重視の食生活を好む人
- 自分好みのカスタマイズを試行錯誤して楽しむリテラシーのある人
【慎重になるべき人(避けるかカスタム必須のユーザー)】
- 普段から薄味を好み、化学調味料や塩分の強い食事に敏感な人
- 胃腸が弱く、動物性の油分で胃もたれや消化不良を起こしやすい人
- 小さな子ども連れで、刺激物の入っていないラーメンを食べさせたい人(※必ず一味抜きで注文)
- 出汁の繊細な風味を味わう無化調系・淡麗系ラーメンを求めている人
【来来亭 まずい】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:初めて来来亭に行くのですが、失敗しない無難な注文方法はありますか?
A1:初来店時は「麺硬め・醤油薄め・背脂普通・一味唐辛子抜き・ネギ多め」でのオーダーを強く推奨します。醤油を「薄め」に指定することでスープ本来の鶏ガラの出汁感をしっかり味わえ、塩辛さによる失敗を回避できます。辛味や脂が足りなければ、卓上の調味料で後から調整可能です。
Q2:チャーハンがまずいという口コミが気になります。頼まない方がいいですか?
A2:まずいのではなく、独特の「焦がし濃口醤油味」である点を理解していれば美味しく楽しめます。あっさりしたパラパラ炒飯を期待していると裏切られますが、濃厚で香ばしいジャンクな味が好きな人には大人気です。不安な場合は、白ご飯とのセットや餃子定食から試してみるのが無難です。
Q3:魁力屋と来来亭、結局どちらが美味しいのですか?
A3:美味しさの優劣ではなく「味の嗜好性」で決まります。マイルドで甘みのあるスープや、ネギを山盛りに自分でトッピングして落ち着いて食べたいなら魁力屋が適しています。一方で、キレのある醤油感、ピリッとした刺激、ガツンとくる背脂のパンチを求めるなら来来亭に軍配が上がります。
Q4:小さな子どもを連れて行っても大丈夫ですか?
A4:小上がり席や子ども用食器、お子様メニューが用意されている店舗が多く、ファミリー利用自体は歓迎されています。ただし、大人用の通常ラーメンを取り分ける場合は、注文時に必ず「一味唐辛子抜き」を指定してください。標準ではピリ辛の粉末唐辛子が入っているため、子どもが食べられなくなる原因となります。
まとめ:自分好みのカスタマイズを知れば「まずい」は「中毒」に変わる
「来来亭はまずい」という噂の正体は、品質の低さではなく、京都風背脂醤油というエッジの効いた味覚設計と、利用者の事前期待とのミスマッチにありました。万人受けする無難な道を選ばず、濃厚な旨味・塩分・油脂の快楽を愚直に突き詰めているからこそ、合わない人からは猛烈に叩かれ、ハマる人からは生涯のソウルフードとして愛され続けています。
もし過去に一度食べて「しょっぱすぎた」「油がキツかった」と挫折した経験があるなら、ぜひ一度「醤油薄め」「背脂少なめ」のカスタマイズで再挑戦してみてください。過剰な刺激のヴェールを一枚剥がした先に、計算し尽くされた鶏ガラ出汁の深いコクと、青ネギの清々しい調和という、来来亭本来の真価がはっきりと見えてくるはずです。 (出典: 来 来 亭 まずい(Yahoo!ニュース))